壁面 クライミングホールド
壮観!
娘さんのやりたいを叶える
「娘が壁に登りたいって言ったんです」
と語りだした旦那さん。昭島にある小さな子どもでも登れるウォールにちょくちょく行っていたご家族。そこで壁に登る楽しさを知ってしまった娘さんの一言で「じゃあ、この吹き抜けに作るか」って話になったそうです。建築シミズさんに建ててもらったこの家に引っ越して2年ほどが過ぎたころだったそうです。
「新築の家ですが、反対されなかったんですか?」
って奥さんに聞いてみました。「なんか楽しそうだったし」とコロコロと笑って答えていただきました。娘さんの夢を家の中で叶えてしまう、ステキなご夫婦のおうちでした。
クライミングウォール作り
自分が建てた家だからこそ、下地の構造もすべてわかる。そこから強度計算をして、壁材を選んでいった建築シミズさん。そこにウォール用の穴をあけ、ねじ穴を取り付け色を塗ったのは旦那さん。
そう、旦那さんはDIYの達人だったのです。庭のBBQコンロも、デッキもすべてお手製なんだそうで。
「だからできることはやってもらって、材を選ぶとか、取り付けとか強度に関わるようなことだけを引き受けることにしました」という建築シミズさん。
「その方が安くもなるし、作ることも楽しめますから」
そう、にこにこと語る代表の清水さんと旦那さんでした。
全面ウォールへの野望
「ただ、反省点もあって」
とハーネスをつけて登り始めた娘さんのロープを握りながら旦那さん。
「ホールドが前後左右、全部等間隔なんですよね。これだと難しい壁を作るのに限界があって。」
「だから次は斜めとかも意識してホールドを作りたいですね」
吹き抜けの開いている2面を眺めながら、にやにやしています。
「そのためにはロープを吹き抜けの中心に持ってこないといけないんですよね」
「なるほど。。。そうすると点検口から入って、あ~してこ~して」
と考え始める代表の清水さん。
たぶん、数年で難易度別の壁に囲まれた吹き抜けになっちゃうんだろうな。
そして、まだ小さい弟さんもその頃には壁に挑戦し始めて。
まだまだ、進化しそうな予感がします。
編集記者:ちゃんちき堂